1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災は、兵庫県に壊滅的な被害をもたらしました。
街の復興が徐々に進んでいく中、障がい者等の社会的に弱い立場におかれている方々への復興支援にはなかなか手が行き届かず、元通りの生活をとりもどすには厳しい状況が続いていました。
そんな中、株式会社ワールドの創始者であり当財団設立者の木口衞は、障がいをもつ孫娘が地域の小規模作業所や多くのボランティアの方々に支えていただいている姿を通し、あらためて地域社会における福祉活動やボランティア・市民活動の重要性を痛感するとともに、「お世話になったみなさんにご恩返しをしたい」、「障がい者等社会的に弱い立場におかれている方々にやさしい、明るく住みやすい地域社会の創造のため少しでもお役にたちたい」という強い気持ちから、財団の設立を決意いたしました。